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第5章 カラダ  ―休日出勤2日目―
2010/09/24(Fri)
―翌朝7:00―

(ピンポン、ピンポン、ピンポン・・・)

 玄関チャイムの音がせわしなく鳴り、竜之介はガバッと跳び起きた。

「お~い開けろ~、竜之介~っ! 俺だ~っ! 迎えに来てやったぞ~」

(ドン、ドン、ドン、ドン)

「橋本チーフ?! うそっ、、、 こんなに朝早く」

 なおも橋本はドアを叩きながら大きな声でがなる立てている。

――どうしよう、、、 着替えなきゃ、、、

 ナイティで寝ていたことを橋本に知られたくはなかった。

 慌てて着替えようとベッドを抜け出したが、橋本はドアノブをガチャガチャさせ大声を出すのをやめようとしない。

――静かにしてっ! 隣のおばちゃんが来ちゃうよ、、、

 隣の部屋の住人は気難しい中年のOLで、幾度か友達と騒いでいる時に怒鳴りこまれた事があった。

「開けるから大きな声を出さないでくださいっ」

 竜之介はドアに走り寄り押し殺した声で言った。

「何してんだよ。 早く開けろよ、竜之介~~」
(ガチャ、ガチャ、ガチャ)

――ちくしょお、、、

 竜之介はやむなくドアを開けた。

「お~っ! 可愛いねえ、竜之介。 寝る時もみちるちゃんで寝てるのかあ」

 橋本はナイティを着た竜之介を舐めまわすように見つめ、ズカズカと部屋に上がり込み、どかっとソファに座りこんだ。

「お前の部屋に来たのは久しぶりだけどまるで女の部屋だな」

 橋本は壁に吊り下げたワンピースやキャミソールを見てニヤリと笑みを浮かべて言った。

 昨夜とは打って変わった橋本の態度に竜之介は戸惑いを覚える。

「あのぉ、、、 会社へは9時でよかったんですよね?!」

 竜之介は手で胸を覆いながら橋本に強い口調で言った。

「そうだけどさ。 守衛に時間外届けを見せて貰ったら今日は俺達だけだったからさあ。 お前に会社でもOLごっこをやらしてやろうと思いたったって訳さ」

「えっ?! 冗談でしょ、、、」

「いや、本気さ。 この前、山科システム行ったときだってお前凄い楽しそうだったぜ。 電話で言ったって言うこと聞かないと思ってわざわざ車で迎えに来てやったんだ」

 会社の外で滅多に会わない外部の人間相手に演じたのとは訳が違う。 他に出社予定者がいないといってもトラブルがあれば急遽、出社する人もいるのだ。

「そんなこと、無理です! 許してください。 チーフ、、、」

 こんなむちゃを言うならもう手伝わないぞと喉まで出かかったが、何とか思い止まった。 橋本に握られている弱みを考えると、もう殆ど完了している韓国の見直し案件は交換条件には弱すぎる。

「いつも朝にシャワー浴びるんだろ?! その間に俺が着ていく服探しておいてやるから」

 そういうと、橋本はクローゼットに歩み寄り勝手に服を物色し始めた。

「早く支度しろよ!」

「、、、はい」

 竜之介は仕方なくチェストから下着を選んで、バスルームに向かった。

           ◆

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