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第5章 女のカラダ  ― オトコ・オンナ ―
2020/07/27(Mon)
「さあ、準備できたわ。 どう、可愛いでしょ?!」

 並木が竜之介を姿見の前に連れて行き、変身した姿を竜之介に見せた。

――あぁぁ、、、 ボクは、、、 とってもイヤラシイ、、、

 鏡に映るあまりに惨めでいやらしい姿に竜之介は愕然とする。

 バストと股間に穴が開いた肌色のボディストッキングから、乳首がしこってツンと上向きに勃ったバストと、タックを解かれ露になったペ×スがだらりと垂れ下がっている。

 頭に被せられた黒いラテックス製の全頭マスクからは目と口だけが覗いている。

 両腕は革製のカフで背中に固定され、ア×ルには大小のボールが連なったア×ルプラグが差しこまれて、尻尾のように垂れさがっていた。

 12cmの黒いピンヒールで爪先立つ足元は、立っているのも覚束ないほどに頼りない。

 鏡の中の異形な姿は、オトコのようでありオンナのようでもあり、竜之介であってみちるなのだ。

 身体の奥底で、今からこの恥かしい姿を見知らぬ人の前に晒し、羞恥に身悶える倒錯の世界に妖しく焦がれている自分がいる事を竜之介は知っていた。

「あっ!」

 並木がしゃがみ込み竜之介のペ×スを咥え、舌を這わせはじめた。

「貴方の精液、私が一番先にもらっちゃうから」

 竜之介の男の精を搾りとろうと並木が棹や陰嚢に舌を絡め、懸命に愛撫を続けるが陰茎は何の反応を示さない。

「ふふっ。 無理だよ、並木。 ホルモン投与が進むと勃たなくなるらしい」

 その様子をソファにふんぞり返って眺めていた富岡が笑いながら言った。

「そうなの、竜之介クン?」

「分かりません、、、」

「でも、前はあんなにギンギンだったのに、、、」

「この前は陰茎注射で起たせたから、出しても萎えなかったんだよ」

「そうなの、、、 こんなのぶら下がっててももう男じゃないのね。 可哀想、、、」

 勃起力の減退は、女性ホルモンの影響もあるのだろう。

 しかし、絶えずタックをしてペ×スを股間に押しこむようになってからは、勃起することが疎ましくさえ竜之介は思っていた。

 理恵と”みちる”として愛し合うようになると、男の機能で理恵と愛し合う事がなくなり、前立腺の快感を覚えてからは、ペ×スを扱く男の自慰すらすることがなくなっていた。

 それでも並木が漏らした『もう男じゃないのね』という言葉には少なからず竜之介はショックを覚えた。

「並木。 そのクローゼットの中に真空ポンプがある筈だ」

「真空ポンプ? 何するんですか?」

「リードの代わりだ」

「あっ! はい、分かりました」

 並木は嬉しそうにクローゼットの扉を開け、ゴソゴソと目的の物を探し始めた。


          ◆


 EDの補助具のシリンダーをペ×スに装着され、空気を吸いだすとみるみる陰茎に血が巡り、シリンダーの筒いっぱいに膨らんだ。

「さあ、お客さんにいやらしい身体を見て貰おうか」

 ペ×スを飲み込んだシリンダーに繋がるゴムチューブの先のゴム球状のポンプを握り、クイッと富岡が引いた。

「いやぁ~っ! お願いします! こんな恰好じゃ恥ずかし過ぎますっ」

 よろけながら竜之介は懇願したが、聞き入れられる訳もなく、スタッフルームの扉が開きフロアに連れて来られた。

 カーテンで仕切られた小さなステージのカーテンにはフロア側から赤いライトが当たり、妖しい光の模様を描いている。

 竜之介のペ×スには透明のシリンダーが被せられ、その先端から黒いチューブが並木の手にあるに繋がっている。

「ふん。 何が恥ずかしいんだ?! 顔は隠してやってるだろ。 男か女かも定かでないひたすらいやらしい唯の肉の塊だ!」

 富岡は身バレを恐れてか、黒いアイマスクをつけていた。

「でっ、でも、、、」

「さあ、客の前をお散歩だ。 よく似合ってるぞ。 ほら、歩け!」

「あぁぁ、、、」

 富岡がクンとポンプを引くと、ペ×スが引っ張られヨロヨロと足が前に出た。

「さあ、行くぞ!」

 カーテンが一気に開かれると、ホールの冷気が火照った竜之介の身体をすーっと撫でた。


            ◆


 富岡が持つペ×スに吸いつく真空ポンプに引きずられて、客席をゆっくりと身体を見せつけるように歩きだす。

 たとえ顔を隠していても頭がボーっとするほどに込み上げる羞恥心に高揚し、心臓は早鐘を打つ。

 すぐ横のBOX席の中でニューハーフっぽい女性が男に身体をまさぐられ喘ぎ声をあげていた。

「あら~、素敵な身体ね~。 いっしょに遊びましょうよ~」

 カウンターに座っている年配の女装男が背後を通る竜之介の身体に羨ましそうな視線を向け、おねえ言葉で声をかけてきた。

「後でな、おっさん」

 富岡があしらうと、「失礼ね!」と女装男はプイっとカウンターに向き直った。

 歩くたびにア×ルに差し込まれた結構重さのあるプラグがユラユラ揺れて、腸腔にある7つのボールが微妙に動き切ない快感を湧きあがらせてくる。

 次のBOXでは見るからに男と分る二人が抱き合って唇を重ねていた。

 通り過ぎる時、男と目があった。

 顔が隠されていても無様な姿を見られる恥ずかしさに竜之介はクラクラしてしまう。

 そして店の奥の透けたカーテン中で腕を背中で拘束されている女が男の上にまたがり激しく腰を動かしているのが見えた。

「ここの仲間に入れて貰え」

 富岡がカーテンを開けると、それを察した女は呻き声を漏らし、恥ずかしいのか身体をよじって顔を隠そうとした。

 その顔は目隠しで視界を塞がれ、口には開きっぱなしなる金属製の枷がはめられて涎が糸を引いて垂れている。

 女の身体が上下するたびに秘貝を割り裂く白濁した淫汁にまみれた男の剛直がグチュ、グチュと卑猥な音と共に見え隠れし、開きっぱなしの口からこぼれる呻きは明らかに愉悦の色を帯びていた。


「ふふっ。 羨ましいのか?! さあ、外してやろう」

 シリンダーの根元に仕込まれていた強力なゴム製のパッキンがペ×スの根元に移されると、竜之介は思わず呻き声をあげた。

 そしてプシュっと音がしてシリンダーに空気が入りペ×スから取り外された。

「ははっ。 随分でかくなったなあ」

「ああぁぁぁ、、、」
 
ギンギンに充血したペ×スは勃起というより鬱血した状態で、かつての倍ほどの大きさで直角に起っていた。

「これでお前のフニャチンは疲れ知らずの勃ちっぱなしだ。 この女を逝かせるのを手伝ってやれ。 但し、パッキンを外さない限りお前は逝けないままだけどな」

 竜之介は富岡に抱きかかえられ、マットの上に転がされた。

            ◆

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