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「真梨子14歳」 :泉 真梨子:星心女学院中等部2年
2018/01/28(Sun)
本編を書けずに番外モノで時間稼ぎ^^;
真梨子の思春期のエピソードです

mariko14-5.png
「ただいま~っ。忘れものしちゃったぁ~」

 真梨子は30分前に家を出たが、駅で忘れ物に気付き、慌てて家に戻ってきた。

 玄関から二階の自室へ駆けあがる。

 綺麗にアイロンをかけ、トルソーに掛けていた学園祭で使う模擬店のユニフォームを丁寧に畳み、階下へ急いだ。

「再びいってきま~~っす」

 キッチンに向かって声を掛けたが、母の返事はない。

「おかあさん?!」

「・・・・・」

「おかあさん・・・・ お父さん?!・・・・」

 --もう空港に送って行っちゃったのかしら?! でも車はあったしなあ・・・

 父、俊夫は今日からアメリカへの出張で会社に寄らず、母の美幸が車で空港へ送っていく予定で、まだいるはずの時間だった。

「ん?!」

 その時、何か物音が地下室への階段の方から聞こえた。

 旧い洋館の泉家には地下室があり、物置と父・俊夫の長年の趣味であるキノコ研究の為に使っている部屋があるだけだった。

 と言ってもキノコなどには全く興味がないし、薄暗く陰湿な雰囲気が気味悪くて、真梨子は物心付いてから地下に降りたことはほとんどなかった。


 --何?! うめき声?!

 また地下から何か妖しげな声が聞こえたような気がした。

 泥棒?かと一瞬恐怖がよぎったが、胸騒ぎがして、足音を忍ばせ恐る恐る真梨子は階段を下りて行った。


         ◆
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