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第3章 みちる  ―露出の快感― 3/3
2010/01/28(Thu)
 電話BOXは暗闇の中にポッカリと浮きあがって見える。

 竜之介は既に10分近くBOXの中に佇んだまま電話で恵理と話し続けていた。

 今度はどの映画を観に行こうかという他愛のない話なのだが、竜之介は気もそぞろだ。

 目の前をいつ車が通るかもしれないと思うと竜之介は不安で仕方がない。

 すぐそばのまだ灯りが点いている会社の人が仕事を終えて帰宅しないのだろうか、、、 歩道橋の上から何台見えたトラックがこっちへ廻ってきたら、、、 BOXの中には隠れる場所はないし、乗ってきた車まで戻るには遠すぎる、、、

 そんなことばかりを考えながら、竜之介は周りの様子を気にしていた。

「はっ!」

 恐れていたことが現実になった。

 200mほど先の角を大きな車が目の前の車線に曲がってきた。

「えっ、恵理っ! く、車が、、、」

 ヘッドライトの眩い光が凄い勢いでまっすぐに近づいてくる。

《隠れて! みちる!》

 竜之介は震える手で電話BOXのドアを開け、外に出た。

「ダメ~! みちるっ! もう間に合わないわ! 隠れて~~っ!」

 恵理は道路に駆けだし、うろたえた声で竜之介に叫んだ。

「あぁぁぁ、、、 見られちゃう~!」

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第3章 みちる  ―露出の快感― 2/3
2010/01/28(Thu)
―横浜港コンテナ埠頭:深夜―

 二人が乗った車は歩道橋の真下に停まっていた。

「さあ、みちる。 行ってらっしゃい」

「、、、うん」 

 竜之介は、静かにドアを開けた。

「あっ、、、」

 ルームランプが点き、身体を覆う鮮やかな赤い下着が暗闇に浮かびあがる。

 部屋を出るときに羽織っていた白いコートは既に恵理に取り上げられ、身に着けているのは真っ赤なテディと黒のピンヒールだけだ。

 素早く車の外へ身体を移しドアを閉めたが、ルームランプは直ぐには消えない。

 恵理が微笑み、じっと見つめているのが見えた。

――あぁぁぁ、、、 こんな姿で、、、

 ようやくランプが消え、恥ずかしい姿は闇に薄れていった。

 辺りを見回すとポツン、ポツンと街灯が灯り、 少し先の倉庫会社の事務所の一室にはまだ灯りが点いている。

 ひんやりとした夜の風が火照った身体をすーっと撫でると、恥ずかしさと不安が増し、心臓が高鳴る。

 恵理に与えられた課題は、下着姿で歩道橋を渡り、道路の反対側にある公衆電話BOXを往復してくるというものだ。

《みちる。 早く行きなさい》

 握りしめている携帯電話から恵理の声が聞こえてきた。 

「う、うん、、、」

 細かい指示は電話で下され、その指示に服従する事が恵理が決めた今日のルールだ。

 階段を目指し小走りに駆けだすと、直ぐに恵理からダメ出しの声が飛ぶ。

《ダメよ。 もっと女の子らしく歩いてっ。 毎晩モデルウォーキング練習してるんでしょ》

「はい、、、」

 竜之介は大きく息を一つ吐き、ゆっくりと歩き始めた。

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第3章 みちる  ―露出の快感― 1/3
2010/01/23(Sat)
 ア○ルの快感に絶叫し、激しく痙攣しながら絶頂を迎えた”その瞬間”は、竜之介と恵理の関係をまったく様変わりさせた。

 竜之介は恵理に”みちる”として愛される快楽にすっかりハマっている。 

 恵理もまた女として竜之介に愛されるよりも、竜之介に宿った”みちる”を愛することに夢中になっていた。

 二人の夜は、男女の恋人同志のものからすっかりレズビアンのような関係になっている。 もちろん竜之介がネコ役だ。

 恵理は”みちる”の羞恥に身悶える姿が愛おしくて堪らない。

 最初は女言葉で快感を口にすることすら恥ずかしがるのだが、快感がせりあがってくると、”みちる”が竜之介に憑依し、快楽に身悶える女そのもの体を示す。

 それでも迫りくる快感に懸命に耐え、悟られまいとする”みちる”が何とも可愛い。

 激しく愛し合った後も、竜之介はア○ルで気を遣ってしまった事がよほど恥ずかしいようで、暫くは恵理と目が合っても俯いてしまうほどの恥じらいを見せるのだ。

 そして少し前に、みちるの淫らな可愛さはベッドの中にとどまらないことに気付く。

 2週間前、二人でショッピングをしている時、突風が吹いて竜之介のスカートがめくれ上がり、下半身が露わになってしまったことがあった。

 竜之介は『きゃ~っ』と叫んで慌ててスカートを下ろしたものの、前を通り合わせた酔ったサラリーマン達にバッチリと見られてしまった。

『ヒュ~!』

『ラッキ~! やっぱ下着は白がエロいね~』

『ネエチャン、今晩ワシと一発、どうや?』

 酔っぱらい達は卑猥な言葉を吐きながら通り過ぎていった。

 竜之介は顔を真っ赤にして恥ずかしそうに俯いている。 やがて潤んだ眼で恵理を見つめ『恥ずかしかったぁ、、、』と泣きそうな声で言った。

 恵理は以前、恵理のセーラー服を着て外出した時の竜之介の態度にもしや?!と思ったのだが、目の前の表情に、”みちる”の被虐性がはっきり見えたような気がした。

 確かめてみようと立ち寄ったランジェリーショップで恵理は竜之介のショーツを奪い、スカートの中はパンストだけの姿でウィンドウショッピングを続けた。

 部屋に戻った途端、竜之介は潤んだ眼をして恵理に抱きついてくる。 

 恵理が股間をまさぐると、タックから先端が頭を出すペ○スから溢れ出た先奔り液が、パンストをべっとりと濡らしていたのだ。

 ”みちる”は恥ずかしい場面に遭遇するほどに、恥ずかしい事を強いられるほどに身体が疼いてしまうのだと恵理は確信した。

 ”露出プレイ”が愛し合う前の二人にとって前戯のようなものになった。

 といってもAVにあるような卑猥なものではなく、ショーツを着けずミニスカートで買い物をしたり、夜の誰もいない公園で下着姿で歩いたくらいの可愛いものだが、”みちる”の羞恥心を掻き立てるには十分だ。

 露出の快感に疼く身体で部屋に戻った”みちる”は、恵理にア○ルを嬲られ、息も絶え絶えによがり泣く。

 恵理は自分の中のサディスティックな部分に、竜之介は”みちる”のマゾ的な部分に戸惑いながら、二人の新しい関係に胸を躍らせ週末を待ちわびていた。

           ◆
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2010年1月の党大会で、代議士会で、あなたは何をしていましたか…
2010/01/19(Tue)
エロサイトの主にも、エロ以外で活動している時間がございます。
元々「羽佐間の雑感」って名前でございますし、ちょいと政治ネタをば。

恐怖政治を敷いたソ連の独裁者スターリンが死去し、党大会が開かれた。
フルシチョフ第1書記が生前の専横を列挙し、スターリンを厳しく批判した。
演説のさなか、会場から声が上がった。
「その時、あなたは何をしていたのか
◆壇上のフルシチョフは「いま発言したのは誰か。挙手を願いたい」と切り返した。
手を挙げる者がいないのを見て、つづけた。
「いまのあなたと同じように、私も黙っていた(川崎郵者『ロシアのユーモア』から)
◆手を挙げ、名前を名乗り、疑問をただし、異論を唱える。その自由あっての民主主義だろう
◆きのうの民主党代議士会は、小沢一郎幹事長の〝4億円疑惑″に沈黙のまま閉会したという。
各紙の世論調査で支持率は急落し、幹事長辞任を求める声は7割前後にものぼる。
何も、糾弾せよ、というのではない。
疑問の提起でいい。説明の要求でもいい。「国民の声」を金看板にする党が、沈黙はないだろう
◆<2010年1月の党大会で、代議士会で、あなたは何をしていましたか…>。
民主党所属の国会議員一人ひとりが、いつかそう問われる日が来るかもしれない。
【2010.01.19 読売新聞 朝刊 編集手帳より】


他のニュースでは党に届いた応援メールを小沢幹事長に届けたという。
はたまた石川知裕衆院議員と同期の民主党衆院当選2回の議員13人が「逮捕を考える会」なるものを結成したという。
大串博志(財務政務官)、小川淳也(総務政務官)、階猛(総務政務官)、佐々木隆博(農林水産政務官)、逢坂誠二(首相補佐官)、柚木道義、横山北斗、石関貴史、鷲尾英一郎、北神圭朗、森本哲生、三谷光男(YOMIURI ONLINEより引用)

犯罪として成立するのか否かはわからないが、『なんか変!?』と大多数の国民は思ってるのよ。
恐ろしいのは、TOPに唯々諾々と阿(おもね)り、献身ぶりを競っているかのような議員たちだわ。

議員諸氏よ!
諸君は政府案に賛成の白票を投ずるためだけのマシンか?!
党の幹部に候補者として選定され、種々のサポートを授かってきたことだろう。しかし君たちにバッジをつけ国会に送ったのは我々国民だ。
君達が仕えるのは党のTOPではないんだ!
勇気を持って信念を貫いてくれ!

唯一の公約「政権交代」を成し遂げた今、諸君の役割は終わっているのかも知れませんなあ・・・

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第3章 みちる  ―女の快感― 2/2
2010/01/19(Tue)
 竜之介はセーラー服を着たまま、四つん這いで恵理の愛撫を受け続けていた。

 舌が臀部をチロチロと這いまわるとゾワゾワと甘美な快感が湧きあがってくる。

 ジェルをたっぷりと塗り込まれ、メディカルグローブをはめた恵理の細い指が丁寧に優しくア○ルを揉みほぐされていく。

「ずいぶんほぐれてきたわ。 もう二本入りそうね、みちる」

「あぁぁ、、、 こわい、、、」

「大丈夫。 ほら~! 入った! 痛くないでしょ?!」

「あぁぁ、、、 痛くないけど痒いような、、、」

 第二関節まで侵入した恵理の指がゆっくりと出し入れされ、円を描くようにア○ルの淵を圧し拡げる。

「じゃあ、みちるの”Gスポット”を探すね」

――Gスポット?!

 恵理がら根元まで入れた中指をお臍の方へ少し曲げた。

「ウゥッ」

 疼痛のような感覚とともに腰が浮きあがりそうな感覚に竜之介は思わずのけぞってしまった。

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第3章 みちる  ―女の快感― 1/2
2010/01/18(Mon)
 暦は春になっても寒い日が多かったのだが、ここ数日は穏やかな暖かい日々が続いている。

 一週間ぶりのデートの日曜日、竜之介は恵理の高校時代の制服を着て恵理と二人でショッピングに出かけた。

 付き添えなかったJULLYのカメラテストの時の写真が編集部から送られてきて以来、外出するたびに恵理は竜之介の写真を撮るようになっている。

 プロカメラマンのカットの出来栄えに触発されたこともあるのだが、JULLYに掲載されたら女装を卒業しようと考えていると竜之介が恵理に告げたからだ。
 
 『想い出を残しましょうね』と今日も恥ずかしがる竜之介に女の子っぽいポーズをとらせてはたくさんの写真を撮りまくった。
 
 その中の一部のカットは、竜之介のブログに”女装外出日記”として掲載する。

 竜之介のブログの写真は、当初はセルフカットばかりでスタートしたのだが、恵理が撮った写真を載せるようになって更に好評を博している。

 ファミリーレストランで夕食を済ませ、二人は竜之介の部屋に戻った。
 
          ◆
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第2章 新しいボク  ―嫉妬― 2/2
2010/01/11(Mon)
 明菜は、数か月前まで、通い慣れた竜之介のマンションを電柱の陰に隠れて見つめていた。

――あっ、、、 帰ってきた、、、

 時々、竜之介にしがみつき一緒に乗った見なれたバイクが駐輪場に滑り込んできた。

――たっち、、、

 階段を駆け上がる足音が聞こえ、暫くすると3階の竜之介の部屋の電気が灯った。

『週末は誰か女が泊まりにきてるんじゃねえかな?!』

 橋本チーフに聞いた言葉が明菜の頭にこびりついている。

 明菜は竜之介とは愛し合ってると信じていた。

 竜之介の部屋にあった口紅やストッキングについて竜之介が一言の弁解もしてこなかった事は明菜にはいまだに信じられない。

 しかし部屋を飛び出した後、一向に謝ってこないということは、竜之介はあのパンストの持ち主を選んだのだとしか思えない。

 自分から動いて竜之介との仲を元に戻そうとは明菜のプライドが許さない。

 橋本の話を聞き、いまさら何をしたいわけでもないのに、竜之介を自分から奪った女の顔を一目見てみたいという欲求がこの場所へと足を運ばせてしまった。

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第2章 新しいボク  ―嫉妬― 1/2
2010/01/11(Mon)
《あざ~っす! もちろん先輩のおごりっすよね!》

 竜之介から返信メールが届いた。

――あのやろっ! ざけんなよ

 橋本が竜之介に顔を向けると、Vサインをして悪戯っぽく笑っていた。

――うへっ!か、可愛い、、、 ウィンクで返事しやがった、、、

 橋本はまだ何人か残っているスタッフに内緒で、久しぶりに竜之介を飲みに誘うメールを送っていた。

――あいつ、マジで女に見える時があるよなあ、、、 

 竜之介のふとした仕草に、ドキッとするほどに女を感じる瞬間があった。

 元々、竜之介は美少年というタイプなのだが、髪を伸ばし始めてから頻繁に感じる。

 眉毛は細くカットしているし、髪を結わえ露わになった襟元の遅れ毛などは女のパーツにしか見えない。

――ふぅ、、、 何でウィンクでVサインだよ、、、 調子狂っちまうなあ、、、




          ◆

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第2章 新しいボク  ―JULLY― 2/2
2010/01/09(Sat)
 案内された応接室で、長谷川の面接が始まった。


「プロフィールのみちるって本名なのかな?」

「いいえ。 違います、、、」

「ふふっ。 そうですか。 まあ、みちる君でいきましょうね。 それにしても君の女装は凄いね~。 本当に可愛い女の子にしか見えないよ」

「あ、ありがとうございます、、、」

「それにさっきの声にはマジで驚いた! みちる君は男性だったはずだったのに、女の子じゃないの?!って思ってしまったよ」

「受付の方にこの声が聞こえたらやっぱり恥ずかしいので」

 受付で挨拶した時は”みちる”の声を使ったが、素性を知る長谷川の前では取り繕う必要がないので応接室に入ってからは”竜之介”の地声で喋っている。

「アハハ。 そりゃそうだ。 どう見たって女の子の君が今の声で喋ってたら変に思うよね」

「ですよね。 ウフッ」

 少し緊張がほぐれた竜之介は女声で喋った。

「うわっ! 自由自在なんだね」

「ウフフッ。 努力の賜物なんですよ」

「そうですか。 いや~、実に素晴らしい! で、本題なんですが、僕は一目見てみちる君の事が気に入りました」

「あ、ありがとうございます」

「来月号まではもうモデルは決まってるんだけど、次のシーズンの企画で君に紙面を飾って貰おうと思うんだが、いいですか?!」

「、、、はっ、はい! 喜んで」

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第2章 新しいボク  ―JULLY― 1/2
2010/01/08(Fri)
「えっ?! JULLY編集部からだ、、、」

 夜遅くマンションに戻り、メールをチャックするといつものようにたくさんの応援メールが届いていたが、その中に差し出し人がJULLY編集部となっているメールがあった。

 メールを開いてみると、正式採用ではないが面接の上、カメラテストをしてみたいので、今度の日曜日に会社を訪ねて欲しいと書いてあった。

「どうしよう、、、」

 恵理に言われて仕方なく応募したが、元々採用されるはずがないと思っていたし、既に書類を送ってから1カ月近く経ち、読者モデルに応募したことすら忘れかけていた。

――今度の日曜日って、恵理は居ないもんなあ、、、

 憧れの読者モデルになれるかも知れないのは嬉しいのだが、恵理がアメリカ出張から戻ってくるのはその日の夕方の予定なので独りで行かなくてはならない。

 女装して外出することに慣れてきているが、その傍にはいつも恵理が居る。

 いまだに恵理以外の前で女装姿を見せたことはなかったので、不安がこみ上げてくる。

――ひとりで行くのはやだなあ、、、

 恵理に相談のメールを送ると、直ぐさまアメリカにいる恵理から電話が掛かってきた。

――えっ?! 起きてるんだ?! 向こうは朝7時くらいのはず、、、

 恵理は弾んだ声で予想通りの答えを返してきた。

 その時に着ていく服はアレにしろ、コレにしろと竜之介の不安をよそに恵理は大はしゃぎで、撮影に立ち会えないことを悔やむ始末だ。

――トホホッ。 恵理に相談したのが間違いだったな、、、 しょうがない、、、

 竜之介は電話を切ってもしばらく迷っていたが、面接に行く旨のメールをJULLY編集部に返した。

             ◆
《面接の日曜日》

 竜之介は指定された時間にドキドキしながらJULLYを発行しているぶんかマガジン社を訪れた。

――やばっ、、、受付がある、、、

 竜之介はゴクリと唾を飲み込み、受付に向かった。

「こんにちは、、、」

「いらっしゃいませ」

「あのぉ、、、 速水といいます。 JULLY編集部の長谷川編集次長と2時にお約束してるんですが、、、」

 竜之介はドキドキしながら”みちるの声”で受付の女性に来意を告げた。

「JULLYの長谷川ですね。 そちらにお掛けになってしばらくお待ちください」

――ばれていないよね?! 疑っていないよね?! 

 女声で他の人に話しかけるのは、恵理にけしかけられ居酒屋のオーダーをして以来だ。

 受付の女性は、いぶかる様子もなく内線電話で担当部署へ電話を繋いでいる。

 壁際の椅子に座り暫く待っているとエレベーターから出てきた長身の男が竜之介に向かって近付いてきた。

「速水さんですね?! お待たせしました。 JULLYの長谷川です」

 長谷川編集次長は、顎髭を生やした30半ばの業界人ぽい男だった。

「こ、こんにちは。 はじめまして、、、 速水です、、、」

 竜之介は立ち上がり、ペコリとお辞儀をした。

「えっ?!」

 長谷川は一瞬キョトンした表情を浮かべた。

「さあ、こちらへどうぞ」

 長谷川がエレベータに向かって歩きだした。

「あっ、はい、、、」

 竜之介は慌てて長谷川の後を追った。

         ◆

     

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